京大正門近くにテントを張り、ストライキを続ける非常勤職員の井上昌哉さん(手前右)と小川恭平さん(同左)=8日、京都市左京区ストライキを続けるテントで団体交渉について支援者と打ち合わせをする非常勤職員の井上昌哉さん(右から2人目)、小川恭平さん(同4人目)=18日、京都市左京区非常勤職員2人がストライキを続けているテント=18日、京都市左京区 「私たちは5年で壊れる機械ではない」。京都大学の時計台記念館前の広場で、2人の非常勤職員が、雇用期間を最長5年間と定めた規定の撤廃を訴え、テントで寝起きしながら無期限ストライキを続けている。大学は規定通りに「雇い止め」を実施する立場を崩さず、主張は平行線をたどっている。 大学正門を入ってすぐ。「首切り職員村」との横断幕を掲げたテントが登場して約1カ月になる。農学部図書室で、専門書のデータベース化作業などを担当する井上昌哉さん(37)と小川恭平さん(