花博記念公園鶴見緑地(守口市・大阪市鶴見区)で今月、野良猫の虐待が立て続けに起き、3匹が息を引き取った。いずれも人なつこい猫をおびき寄せて襲ったとみられる。家族同様にかわいがってきた地域の人たちは心を痛めており、守口署は動物愛護法違反の疑いで捜査を始めた。 「またやられてるぞ!」。26日午後6時すぎ、公園に叫び声が響いた。公園北側の広場で、ぐったりとした黒茶色の若い猫が街灯の下に置き去りにされていた。 四肢は不自然な方向に曲がり、ヒゲが焼かれ、鼻先にロウが付着していた。骨折は7カ所あり、歯も2本抜けていた。近所の人たちが大阪市旭区の動物病院に運び込んだ。診察した獣医師坂口康祐さん(34)は「強い力でたたき付けたか、ハンマーのようなもので殴打したのか。こんなかわいそうな猫をみたのは初めて」。手術のしようもなく、安楽死させるほかなかった。 10日前の16日午後7時すぎにも全く同じ場所で、