今年の夏の甲子園で、春夏連覇を狙った大阪桐蔭は3回戦で宮城代表の仙台育英に敗れた。逆転サヨナラという劇的な幕切れとなった試合後、ネット上では勝利した仙台育英の選手の「あるプレー」が大炎上。その騒動後、当事者が初めて口を開いた──ノンフィクションライター・柳川悠二氏がレポートする。 * * * 「あの件があって以来、野球をやめようと思ったこともありましたが、監督からも『続けた方がいい』と言われて……。このメンバーで、もう一度、野球ができた。それが本当に嬉しかったです」
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