軍による弾圧で700人を超える市民が犠牲となっているミャンマー情勢をめぐり、東京オリンピックを目指してきた競泳の選手が、抗議の意志を示すため、現体制のもとでは東京大会に参加しないことを表明しました。 東京オリンピックへの不参加を表明したのは、競泳男子自由形の26歳、ウィン・テット・ウー選手です。 4月、フェイスブックのみずからのページに文章を投稿し、ミャンマー軍の弾圧によってこれまで多数の市民が犠牲になっていると非難するとともに、3月、デモの最中に頭を撃たれて亡くなった19歳の女性がテコンドーに打ち込むなど、犠牲者の中には若いアスリートも含まれると訴えました。 そのうえで、ミャンマーのオリンピック委員会についても「平和的な市民の殺害や、民主的な活動家の逮捕を命じる現政権の操り人形だ」と非難し、「民族の血で染まった旗のもとでは、オリンピックの行進には参加しない」としました。 また、IOC=国