【4月2日 AFP】冷蔵庫の中で冬眠していたコウモリたちが、目を覚まして野生に戻る。 東欧ベラルーシの首都ミンスクにあるコウモリ保護センターには、冬眠のための安全な場所を見つけられないコウモリが、市民によって持ち込まれる。センターのアレクセイ・シュパク(Alexei Shpak)代表は、「コウモリは住宅のバルコニー、団地の玄関、通気孔、地下室などに飛んできて入り込む。雪の中、地面に落ちているところを見つかることもある」と話す。 センターではコウモリを良好な冬眠状態に入らせるために、1匹ずつ布袋に入れて寝かしつけ、どこにでもあるような家庭用冷蔵庫の中につるす。こうすることで、冬眠に適した湿度と寒さをコウモリに提供できる。 「冬の間、コウモリは非常に深い眠りに落ちる。冬眠には、かなり寒くて湿潤な環境が必要だ」と、シュパク代表は説明する。 コウモリが冬眠するために適した条件は、気温が0~5度、湿