熱戦が繰り広げられたソチ五輪がいよいよ幕となる。日本人選手のメダル獲得など今回もさまざまなドラマが生まれたが、記者の習性としては、やはり「敗者の弁」に注目してしまう。デリケートな状況で搾り出される言葉にその人らしさが出るし、マイクを向ける側の難しさがあらためて身に染みるのだ。 【写真】真央スマイル締め「私の中で最高の五輪」 ********** テレビを見ていてつらかったのは、表彰台を逃したスピードスケート加藤条治(5位)長島圭一郎(6位)両選手の試合後インタビュー。決まりなのでインタビューエリアに来たものの、2人とも悔しさで何も話したくないオーラがいっぱい。ひるんだインタビュアーも質問を見失ったのか、かみ合わないやりとりで後味の悪さが残ってしまった。 「悔しいです」「分かりません」。応援する人も見ている公式インタビューでひと言しか話さないなら、それこそが個性。無難な慣用句よりよほど人
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