製薬大手エーザイ(東京)は30日、てんかんの治療薬として開発を進めていた薬剤の臨床試験(治験)に参加した健康な成人男性が、投与終了後に死亡したと発表した。薬剤との因果関係については調査中だという。 厚生労働省によると、国内での健康な被験者の死亡例は記録が確認できた2013年度以降、報告されておらず、極めてまれ。調査を進めている。 エーザイは薬剤の安全性を調べるため、報酬を払う形で健康な被験者を募集。17年12月以降、健康な成人男性計118人に薬剤か偽薬のいずれかを投与した。今年6月、医療機関から、薬剤を投与した男性が死亡したと連絡があり、治験を中止した。
![エーザイ新薬治験で健康男性死亡 極めてまれ、厚労省が調査 | 共同通信](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ca4e754ff507e65de054612bde3b9534b82ea0ba/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnordot-res.cloudinary.com%2Fc_limit%2Cw_200%2Ch_200%2Cf_auto%2Cq_auto%3Aeco%2Fch%2Funits%2F39166665832988672%2Fprofile_7.png)