この記事は「日経トレンディ」2016年8月号(2016年7月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。 吸引力に強みがあるものの、バッテリーの持続時間が短めで動作音が大きい――。そんなイメージを持たれていたダイソンのコードレススティック掃除機。“汚名”を返上すべく、同社が5月27日に発売したのが「ダイソン V8」シリーズだ。 一見すると旧モデルの「V6」シリーズとそっくりだが、実は内部の機構が刷新されている。新モデルは毎分11万回転する新モーターを搭載したことで、旧モデルと比べて吸引力を約15%アップ。さらに、本体内の空気の通り道を見直した他、遮音材を入れるなどして、動作音を約半分にしたという。 実際に新旧モデルの動作音を比べたところ、ダイソン特有の甲高い音はしっかり抑えられていた。騒音計で測ったところ、標準モードで最大4.7dBほど数値が低い。騒音が6dB