さまざまな困難に立ち向かいながらも、多くの日本人起業家やスタートアップがシリコンバレーへと進出を図る中、彼らをサポートする日本人ベンチャーキャピタリスト、スタートアップ向けの投資ファンドも増えつつある。メルティング・ポットの典型であるシリコンバレーで、ナショナリズムを振りかざすことは無意味だが、この地で多くの韓国や中国のスタートアップやファンドが頭角を表しているのを見ていると、日本や日本人のプレゼンスはもっと高まっていいはずだ。 シリコンバレーは起業家にとってのみならず、投資家にとっても差別化が求められる地域だ。そんな中で、興味深いディールを続けている独立系ファンドがある。ベンチャーキャピタリストの鈴木陽三氏が、昨年10月に立ち上げた SV Frontier だ。SV Frontier の目指す方向と強みについて、同氏に話を聞くことができた。 デューデリは5日間、投資判断は3人で 鈴木氏は