著者である佐々木さんから本をいただいてすっかり時間が経ってしまったのですが、ここ最近繰り返して読んで理解を深めていたのが、この「ルーチン力 」です。 金字にオレンジの「力」がかっこいいですが、100ページ未満の薄い本ですので本屋の棚に並んでいるときにはこの、オレンジの「力」が目印になります。 私は物理屋なので、昨今数多く出版される「〜力」というタイトルの本を見ていると「本当にそれは『力』なのか?」と理屈っぽく考えていたりします。 ニュートンの第2法則的に「力」かというのも気になるのですが、「本当にそれは原因・結果を測定しうるものだろうか」という点でも気になります。 本書のテーマであるルーチンを作るという考え方の力は、毎日の作業や、長期間の作業をどれだけ「型」に当てはめ、自分にとって摩擦係数の少ない「仕組み」にできるかという意味でちゃんと作り込めば作り込むほど効果を測定できるものです。ですの