帰ってきたはやぶさとクジラさん
6月13日、JAXA相模原に集まった1500名を超す来場者から、度重なる拍手が上がった。小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還に際し開催されたパブリックビューイング(PV)のために集まった人々による拍手だ。 パブリックビューイングのためにJAXA相模原に集まった人々 同日19時51分00分(日本時間)、はやぶさはその身から小惑星「イトカワ」で採取したであろうサンプルを搭載したカプセルを分離、地球への降下軌道に乗せた。あまりの来場者の多さに会場を3つに分けたJAXA相模原では、はやぶさの最後の1つ1つの動きが報告されるたび、大きな拍手が鳴り響いた。 PVで多くの来場者が眺めていたJAXA相模原に設置された運用管理室では、その間もはやぶさの最後に向けた作業が着々と進められていた。JAXA相模原からのデータの送受信ははやぶさが太平洋の水平線に消えるまで続けられた。水平線に消える最後のコマンドを送信し
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