前回、SQLiteを利用するアプリケーションに蓄積されたデータを閲覧する方法を紹介した。今回はその続編として、データを表計算ソフトで再利用できるよう出力する方法について説明する。ここではアドレスブックのデータ(~/Library/Application Support/AddressBook/AddressBook-v22.abcddb)を使用するが、Mail.appなど他のSQLite依存アプリに置き換えてもかまわない。 ほぼすべての表計算ソフトが対応している「カンマ区切りのテキストファイル」(CSVファイル)を例に、説明してみよう。まずは、カレントディレクトリをアドレスブックの作業領域へ移し、そこでsqlite3コマンドを使い、データベースファイル(AddressBook-v22.abcddb)を開く。プロンプトが「sqlite>」に変化し、対話モードが開始されるはずだ。 $ cd L