NECは18日、世界各国の警察で結成された国際刑事警察機構(インターポール)と、世界規模のサイバー攻撃対策で提携した、と発表した。インターポールの国際的なネットワークとNECの最先端のサイバーセキュリティー技術を組み合わせることで、国境を越え高度化するサイバー犯罪に対する調査・分析力を強化する。提携期間は3年。 インターポールは2014年にサイバー犯罪に関する研究開発やトレーニング、捜査支援活動を行う施設をシンガポールに設立する予定だ。同施設に対し、NECは提携する企業3社とともに、サイバー攻撃を分析するシステムや支援要員を提供する。 インターポールは国際的な犯罪を防止するため、1956年に世界各国の警察で組織され、190カ国が加盟している。本部はフランスのリヨン市。