出来が悪いといって高をくくっているライバルを、マイクロソフトは何度も痛い目にあわせてきた。WordもExcelもXboxも世代を重ねるうちに製品自身の問題を克服し、ライバルを凌駕する性能・機能を身につけ、いつの間にかライバルは姿を消していった。6月3日にマイクロソフトが公開する新検索サービス「Bing(ビング)」は、MSNサーチ、Live Searchに継ぐ、マイクロソフトの3世代目の検索エンジン。久々に「マイクロソフトらしい」輝きを放つ製品の登場だ。 検索市場を独走するGoogleとパッとしない競合の動き 挑戦を続ける「検索帝国」Googleに、つけ込む隙は見あたらない。つい先日も、サーチウィキやワンダーホイールなど、ライバルに先んじて検索エンジンの新しい姿を見せたばかりだ。調査会社によって異なるが、世界の検索クエリーのおよそ6~7割はGoogleが占めているし、2009年度第1四半期の