昨今、投資家による「ESG」に関する企業動向への注目が増している。本稿では、ファイナンスの専門家である村上茂久氏が、「ESG投資」と「ESG経営」の本質を解説する。村上氏によれば、ESG経営を実践するために重要なのは「サプライチェーン」のアップデートだという。それはなぜなのか。企業活動のインプット、アウトプット、アウトカムに注目しながら「ESG投資」「ESG経営」のポイントを紐解く。 ESGの考え方が投資と経営の主流になる昨今、「ESG」という言葉を見かける機会が多くなってきたのではないでしょうか。ESGとは、環境(Environment)のE、社会(Social)のS、そしてガバナンス(Governance)のGの頭文字をとったものに由来しています。 「ESG投資」は投資というだけあって、投資家視点で使われる言葉です。一方で、企業側から見た場合には、「ESG経営」とも呼ばれる傾向にありま
![「ESG経営」実践の本命はサプライチェーンのアップデートである | GEMBA - パナソニック コネクト](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b41dc7c2ef46037da4632195c7fecd9fc94acf69/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.media-platform.com%2Fgemba%2Fdist%2Fimages%2F2021%2F10%2F21%2FESG_KV_OGP.jpg)