河村和徳さん 東北大学大学院情報科学研究科准教授。共通投票所導入を検討した、総務省投票環境の向上方策等に関する研究会のメンバー。 【壁1】 ミスの可能性 共通投票所が導入されれば、投票日当日でも便利なところで投票できるようになります。有権者にとって非常にメリットが大きいといえますが、今度の参議院選挙に向けて導入しようという動きは低調です。どうしてでしょうか。 理由の1つとして、制度ができてから参院選までの日数が短いということがあります。新たな仕組みを導入すると、ミスが起こる確率は上がります。しかし、有権者の民意を反映する選挙では、ミスは絶対に許されません。「あせって導入をして、ミスをしたくない」という心理が働いた結果、「今回は少し様子見」となっている可能性があります。 【壁2】 「二重投票の防止」のコスト また、それ以上に、共通投票所導入に立ちふさがっている大きな壁があります。それは、「『
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