ようやく時代が追いついてきたのかもしれない。 昨年9月、プロパスケットボールのBリーグが産声をあげた。小学5年生のときにバスケットボールを始めた岡田優介(32)は、京都ハンナリーズの選手としてこの舞台に立った。待ち望んだ瞬間だった。 日本代表時代に公認会計士にも合格 バスケットボールは一般的に5人対5人で対戦するスポーツだが、もう一つ、3×3(スリー・バイ・スリー)とよばれる、3人対3人で戦う競技がある。岡田は京都ハンナリーズの選手でありながら、渋谷に本拠地を置く3×3のDIMEというチームのオーナー兼選手でもある。 今年6月9日、2020年の東京オリンピックで3×3のバスケットボールが正式種目に決まった。岡田が取り組んできたことは、この1年で一気に注目されるステージへ引き上げられた。 だが、プロバスケットボール選手という職業は岡田を形成する核でありながら、彼の一面でしかない。岡田は日本の