上図の左側が正常な見え方、右側が白内障になった場合の見え方です。 正常な状態で見える風景に比べて、白内障になると視野全体が白っぽくかすんで見えるのがわかります。 白内障を発症すると、目がかすんだり、ぼやけたり、まぶしく感じられるようになります。また、左右で明るさが違う、薄暗いと文字や絵が見えない、片目で見るとものが二重・三重に見えるといった症状も見られます。 「白内障の症状、検査」についてはこちら 白内障の原因と頻度 水晶体が濁る病気 白内障は、目の水晶体という組織が濁ってくる病気です。水晶体は、目に入ってきた光を屈折させ、ピントを合わせる働きをしています。本来は透明ですが、濁ることで目に入る光が減少したり、散乱したりします。水晶体が濁るのは、溶けにくくなったたんぱく質がたまるためです。 70歳以上では80%以上の人が白内障 水晶体が濁るのは、加齢が最大の原因です。糖尿病やアトピー性皮膚炎