Excelで大量のデータを含むリストを作成している場合、重複データの発生が気になるケースはないだろうか。もちろん、一意となるべき項目について並べ替えなどを行なえば、比較的用意に重複データを見つけることはできるだろう。だがデータが何百件、何千件ともなれば、目視でのチェックは非常に面倒であるし、完全に漏れなくチェックすることはほぼ不可能である。 ExcelではAccessのような主キー(primary key。テーブル内のデータを一意に識別するための列データ)の設定はできないが、その代わり、条件付き書式と入力規則を用いることで、擬似的に重複データの発生を防ぐことが可能となる。 本稿では、すでに用意されているリストから重複データを「検出する」方法と、これから入力するデータの重複を「防ぐ」方法と、2つの観点から紹介を行なってみたい。