●ニンテンドーDSの現状は? 既報のとおり、任天堂が都内で経営方針説明会を開催。岩田聡代表取締役社長を筆頭に6人の代表取締役が集結し、現状の分析と、今後の経営方針を説明した。 壇上で岩田社長はまず、ニンテンドーDSの現状について言及。ニンテンドーDSの位置づけを「ゲーム人口拡大につとめる任天堂の基本戦略を、最初に具現化した商品」とし、「ニンテンドーDSのヒットによりゲーム離れに歯止めをかけることができた」と評価した。そしてニンテンドーDSの大ヒットを受けて日本のゲーム市場が、据え置き型ハード主体から携帯ゲーム機主体に移行したと分析。実際、岩田社長が指し示した資料のグラフによると、2005年前半は据え置き型ハード(プレイステーション2)が市場を席巻していたが、ニンテンドーDSが大ブレイクした同年末には販売数量において携帯ゲーム機が据え置きゲーム機を凌駕。その傾向が現在も継続していることが見て