滋賀県甲賀市の旧甲賀町に神という大字がある。15年前の合併時に12000人いた人口が今や9000人台にまで落ち込んでいる甲賀町だが、その中でも神は280戸余りの比較的大きい集落である。 その大字である神の中の小字が小集落や廃村となっていくつか山中に点在している。 県道129号南土山甲賀線は全区間2車線の快適な道路だが、この近辺に点在する次郎九郎、藤木、唐戸川がそれらの小字に当たる。 次郎九郎は廃村、藤木と唐戸川は小集落である。 次郎九郎 次郎九郎(じろくろ)へは南土山甲賀線から曲がり、この2車線の立派な道路を進んでいく。 道が立派なのはクリーンセンター滋賀という県営の産業廃棄物処分場があるからである。 この処分場の建設で往時の次郎九郎の面影は失われ、共同墓地と廃屋1軒が残るのみとなっている。 2車線道路の終点を示す看板の辺りに次郎九郎最後の1軒はある。 2階建ての屋敷で、表札も残っている。
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