前回(「『中国での日本人処刑』に国権を考える」)、前々回(「『遠山の金さん』の三権分立論(1)」)と話が大掛かりになってしまい、シリーズのテーマが見えにくくなってしまったかもしれません。僕のツイッターでも補足するようにしましたが、ちょうど年度の初めでもあり、新たなスタートを切ったフレッシュパーソンの皆さんにエールを送る気持ちも込めて、職業人の専門性について考えたいのです。おりしも今年は「ゆとり」第一世代が4年制大学を出て新社会人になるというタイミング。「ゆとり」を持って育った(?)世代がどんな風にオトナの社会に入ってゆき、また社会自身もどのように変化してゆくか、たいへん気になるところです。 以前、大学内の仕事で「大学での人材育成方針」というのを(今考えると冷や汗ですが、僕1人で)書いたことがあります(『動け!日本』[動け!日本タスクフォース編、日経BP]参照。僕は「教育分野での挑戦」など分
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