たべるんごのうた1周年に寄せて、あまり語られてこなかった切り口でたべるんごブームを振り返る記事その1です[1]。その2はこちら。→たべるんごブーム初期作品を動画ジャンル軸で振り返る さて「たべるんごのうたブームは音MADのブームではなかった」というのが本記事の主題です。 音MADとは、狭い意味では「元ネタの音声をサンプリングして使用曲のリズムに合わせて配置したMAD」です[2]。「楽器じゃないものを楽器として使うMAD」でもだいたい合ってます。例えば2019年にブームを起こした「SSSS.パリッとマン」はシャニマスの音声をサンプリングしているので音MADですね。2016年にブームを起こした「BEMYBABY」はキャベツPの作品自体は音MAD要素は薄いものの、派生作品群である「BBEMYBABY」は元曲「BE MY BABY」をサンプリングしているものが多く音MADのブームであったと言えます