はじめに サーバの故障やネットワークの断絶といった突発的なシステム障害はもちろん、スパムに代表される迷惑メールや、セキュリティを脅かすウイルスメールのようなものにまで対策にあたる必要があります。とくにメールシステムでは、この第三者の悪意によってもたらされる脅威が大きな負担となります。送信者認証技術のようなプロトコルレベルの対策が普及を始めていますが、現状ではメールサーバでフィルタリングや検疫を行うといった地道な作業が効果を上げています。 本連載では4回に渡り、メールシステム管理者として日々の運用業務で取るべき対策や解決策を紹介します。 メールシステムに降りかかる災い 冒頭の紹介のように、メールシステムにはシステムやネットワークの障害とは別に、情報漏洩や、迷惑メールといった、人が介在することで発生する問題をはらんでいます。そうした厄介な問題を見ていくと、その内容が多義に渡っていることがわかり
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