4月21日に、「国立デザイン美術館をつくる会」第2回パブリック・シンポジウムが、仙台で開催された。 3セッションに分かれたシンポジウムは、休憩をはさんで7時間半の長丁場。デザインに対する考え、思いが基調となっている登壇者のトークに、熱心に耳を傾ける聴衆から、国立デザイン美術館への関心の高さが伝わってきた。その模様を2回に分けて送る。 同会は、「日本におけるデザインの重要性を伝えるとともに、国立デザイン美術館設立に向けて気運をたかめること」を目的に、三宅一生氏(デザイナー)と青柳正規氏(美術史家・国立西洋美術館長)が、昨年9月に設立。続く11月には、第1回目のシンポジウムが開かれ、デザインミュージアムの必要性やその意義、独自のデザインを保存するアーカイブづくりの重要性などが話し合われた。今回のテーマは、より具体的になり「こんなデザイン美術館をつくりたい ! 」。 セッション1では、佐藤卓氏(