ホンダは10日、排気量110ccの原付2種バイク「スーパーカブ110」を19日から発売すると発表した。 新製品は第2次二輪車排ガス規制により昨年8月に生産終了となった排気量90ccモデルの後継。低コストを図るため、国内で生産するスーパーカブシリーズとしては初めて、タイで量産しているグローバルモデル用の110ccエンジンを採用した。 走行条件に合わせてコンピューターで燃料の供給量を調整する電子制御燃料噴射装置を採用したほか、マフラー内に有害物質を低減する触媒装置を搭載し環境性能をアップ。燃費はガソリン1リットルあたり63・5キロと、従来モデルに対し約13%引き上げた。また、車体のパイプフレーム部分はサビに強い樹脂素材を新たに使用したほか、発進と変速にそれぞれ独立させた2段クラッチシステムを搭載し、変速時のショックを軽減させるなど耐久性と快適性も向上させた。 価格は従来機種に比べ3万3600円