M氏:「A社から電話が入ってるよ。保留してあるから取ってね」 私:「あ,たびたびすいません。了解です。ありがとうございます」 ここ一月半ほど,オフィスでこんなやり取りが頻繁にある。3月の異動で所属部署が変わったものの,業務の都合で席は以前のまま。ところが,新しい名刺に刷られた電話番号は異動先の新部署のものであるため,取材先などから電話がかかってくるたびに,電話を受けてくれた人に20mほど歩いての連絡を強いてしまう。 もちろん,新部署に着信した私宛の外線を個人内線に転送してもらうように頼んでおけば,新部署の人たちにかける負担はぐんと減る。会社にダイヤルイン番号を導入してもらうまでもなく,打つ手はあるわけだ。 ただ,自分の至らなさを棚に上げて気になっているのは,こうした社員の生産性を下げるコミュニケーションの不具合が,日本中のオフィスにまだまだまん延しているのではないかという懸念である。 日本
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