100件以上のRTを経た頃に、元の私のつぶやきの中に含まれていた文字列で残っていたのは、なんと「Twitter利用実態調査」という部分だけだった。これだけ見ると、元の情報の20%以下しか残っていないのだから、相当な情報劣化に見える。 しかし、これは情報が壊れたというのではなく、有用な情報のネットワークが生まれたというほうが正しい。 いままでのメディアは、発信された情報をそのまま伝えることが重要視されてきた。加工されたり、演出されたり、選択してある部分だけを切り出して伝えることはあっても、それは元の情報を伝えようと努力した結果だったと思う。デジタルに関していえば、「情報を劣化せずに伝えることができる」というのが大きな売りになっていたはずである。コンピュータ・ネットワークの世界でも、長らくデータが損なわれることなく伝えられることが重要だった。 ところがTwitterでは、1回のつぶやきは140