電子書籍に関するニュースが連日賑わいを見せています。政府の電子書籍に関する懇談会や出版社31社による「電子書籍出版社協会」などでの電子書籍の著作権やフォーマットのあり方などについての議論も始まっています。 出版社が懸念しているのは、著作者と配信会社が直接契約をする「中抜き」です。実際に、電子書籍出版社協会の設立総会の一問一答で、野間代表理事は以下のようにコメントしています。 出版社には編集、販売、宣伝機能がある。そういった価値を著者に評価してもらい、電子のビジネスモデルを提供したい。価値を認めてもらえない方には中抜きされると思う。 レコード会社や放送局の場合は、「著作隣接権」という権利があり、ネットでの配信や対価を請求することができますが、出版社にはそういった権利はなく、出版社と著作者との交渉で決めていくのが一般的です。 一方、「アゴラブックス」のように電子書籍専門の会社も立ち上がり、書き
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