日本における中国武術研究の第一人者・松田隆智(まつだ・りゅうち)氏が、7月24日(水)7時39分、急性心筋梗塞のため死去した。享年75歳。 松田氏は1938年6月6日、愛知県岡崎市出身。極真空手の創始者・大山倍達に師事したほか多くの武道遍歴を重ねた後、台湾・中国大陸に渡って中国武術の修行を積んだ。 1980年代初頭に子供向けテレビ番組「ひらけ!ポンキッキ」で数え歌「カンフーレディー」に出演し、同曲はお茶の間で人気となり、一躍有名となった。1982年公開の映画「刑事物語」で武田鉄矢に蟷螂拳(とうろうけん)を指導したことでも知られる。書籍では多くの中国拳法の技術書を著し、またコミックでは中国拳法漫画「拳児」を原作した。 葬儀は7月26日(金)立川市羽衣町の「無門庭園」にて13時〜15時に行われる。