全日本空輸(ANA/NH)は4月7日、国内線旅客システム「エイブル」で3日午後に起きた不具合について、データベース(DB)サーバーからデータを抽出する際、偶発的な「予期せぬエラー」が発生したことが原因だったと発表した。社外からのサイバー攻撃ではないことや、データの外部への流出も起きていないことも確認したという。 —記事の概要— ・データ抽出時に発生 ・抽出処理を直列化で再発防止 データ抽出時に発生 顧客情報や便情報などを扱うエイブルのシステム障害は、3日午後2時16分に発生。ANAによると、エイブルから社内のマーケティング部門が使う「予約管理支援システム」へデータを抽出する際、偶発的なエラーが発生し、エイブルの2台あるDBサーバーのうち、1台(DB1)がフリーズした。この影響を受け、残り1台(DB2)も高負荷状態になったことで2台とも停止したことから、国内線全便の予約や販売、搭乗手続きがで
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