昨年1年間におけるスマートフォンの世界出荷台数は4億8770万台となり、パソコンとタブレット端末を合わせた出荷台数を初めて上回った――。こうした調査結果を英国の市場調査会社Canalysが現地時間2012年2月3日に明らかにした。 それによると、2011年におけるスマートフォン出荷台数は、2010年の2億9970万台から62.7%増えて4億8770万台となった。これに対し、パソコンとタブレット端末を合わせた出荷台数は、同14.8%増の4億1460万台にとどまり、スマートフォンを下回った。 同社の主席アナリスト兼副社長のChris Jones氏は、「スマートフォンは転換期を迎えた。当初、携帯電話のハイエンドモデルという位置づけでニッチな製品セグメントだったが、ここ数年で量販製品へと成長した」と述べている。 Canalysは、従来型パソコンと米Appleの「iPad」などのタブレット端末を一つ