2002年に発売になったTablet PCは、手書き入力機能などが特徴を集めたものの、日本市場に大きく定着したとは言い難い。日本語の手書き入力の認識率といった問題と共に、Tablet PCを普及させるキラーアプリケーションといえるものが確立していないことも要因の1つだろう。 また、最近ではマイクロソフト自身がTablet PCをアピールする機会も減ってきていると感じていた。2002年の発表から時間がたって、日本でTablet PC普及が容易ではないことをマイクロソフト自身が痛感したのだろうと勝手に思っていた。 しかし、実際にはマイクロソフトはTablet PCをあきらめていたわけではなかった。10月21日に開催されたマイクロソフトの年末商戦向け戦略説明会で、Tablet PCに関する新施策が発表された。 会場には、従来製品に比べ小型軽量が特徴となる富士通の新しいTablet PC「FMV-