日経に「試練の景気持続」(4)「改革に後退リスク」「成長力向上、待ったなし」「長期戦略が必須」が書かれている。 「9月25、26の両日。米ウォール街近くのニューヨーク連銀に主要国の通貨当局者、国際金融機関の代表が集まった。世界の金融市場の安定策を話し合う『金融安定化フォーラム(FSF)』。市場を揺るがした米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題が主要議題の1つだった。『安定に向かう兆行はあるものの、調整には時間がかかる』。会合はドラーギー伊中銀総裁が議長を務め、最近の市場動向をこう総括して終わった。1997年のアジア通貨危機を教訓に設けた会議だが、進行中の危機に、明確な対処方針を示すには至らなかった。 日銀は11日、金融政策の現状維持を決めた。福井日銀総裁は『基本構造に変わりがなければ、経済実勢に合った金利水準にじわじわと進めていく』と言明。景気の下振れリスクに配慮しつ