携帯ゲーム機向けの主要タイトルが好調なことに加え、2007年6月から稼動した業務用カードゲーム機『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』のローンチも成功。家庭用ゲームだけではなくアミューズメントビジネスの成長期待も高いスクウェア・エニックスグループ。世界のゲーム産業が成長を続ける中、2008年は「世界のゲーム会社として、出発の年」と年頭に表明した同社の和田洋一社長に、今後の戦略や業界の展望、さらにCESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)会長としての取り組みなどを聞いた。(聞き手:中村均) 和田氏:ここのところ、どこの場でも「ゲーム産業は第2ステージに入って、ユーザー層が広がって、地域も広がって……」と繰り返し発言していますが、実際にそうなんですよ。つまり、世界的に見れば、すべてのハードが成長していますし、ユーザーもあらゆる層でまんべんなく伸びています。本当に全部がけん引