サイバーセキュリティの専門家らは、ウェブ上のプライバシーを守るため様々な対策を呼びかけている。なかでも最も有効な手段とされるのが、パスワードの使い回しをやめることだ。 パスワードを決める際は、自分が過去に使用したものを避けるのはもちろん、他人が過去に使用したものも使うべきではない。なぜなら、サイバー犯罪者らは何億個もの流出済みのパスワードのリストを持っており、それを悪用しているからだ。 犯罪者らは流出済みのパスワードにリストに、同じく流出済みのメールアドレスをマッチングさせることで、あらゆるサービスに忍び込もうとしている。 この状況からユーザーを守ろうと立ちあがったのが、セキュリティ研究家のトロイ・ハントだ。マイクロソフトのMVP賞の受賞歴を持つハントは、かつて自分のメールアドレスがハッキングされているかチェックできるサイト「Have I been pwned?(HIBP)」で有名になった