「失われた30年」と言われるように日本の経済は停滞が続き、賃金(給料、時給など)は下がり続けています。日本の平均賃金は米国やヨーロッパは当然のこと、アラブ諸国にも抜きさられるほど没落しています。 日本の平均賃金は、OECDデータ(2021年)では、34か国中で24位と低い。最近は、中東欧の国々にも抜かれ始めた。1ドル145円で計算すると、ほかの中東欧諸国にも抜かれて28位にまで下がる。(参照:平均賃金で見た「安い日本」) アメリカではファーストフード店でパートタイムの仕事をした場合で時給3,000円前後が普通で、ニューヨークなどの大都市では時給5,500円を超えることもあるそうです。一方、東京では時給1,400前後という状況。日本はそんな惨憺(さんたん)たる現状ですから、「安いニッポンで安く働き続けるのは嫌だ!」と感じるのが当然です。しかし、だからといって海外で仕事を見つけるのは困難です。