今からおよそ30年前、ハワイ、オアフ島の沖でアメリカ海軍調査船により発見された、奇妙な顔に大きな口、だぶついた皮膚と、上側が異常に発達した尾ビレを持つこの巨大生物は、魚類学者により新種のサメであると認定され「メガマウス」と名づけられた。 20世紀の海洋生物学の出来事の中では、あの「シーラカンス」に匹敵するぐらい大きな発見であるといわれた「メガマウス」の存在。 世界での目撃例はこれまでに40件ほど(うち、日本で12件)しかない希少種、「メガマウス」が、先月30日フィリピンのルソン島、ビコール半島沖でマグロのトロール漁中に捕獲されたものの、すぐさま地元民においしくいただかれてしまったのだという。
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