Headerを解析するために、内容をダンプして値を調べていたのでは日が暮れてしまう。世の中には、Headerを解析して見やすい形に整形してくれるobjdumpとreadelfコマンドという便利なツールがある。これらのツールは、OSインストール時(少なくともBSD系のOSでは)には、既にインストールされているので、新たにインストールせずともお手軽に使える。 bjdumpコマンドは、object fileの内容をダンプしたり、アセンブラのニーモニックに変換してくれたりする。それ以外にも、object fileのHeaderを読んで画面上に表示する機能もある。ELF形式だけでなく、aout形式のobject formatにも対応している。 頻繁に使われるオプションとして次のものが挙げられる -x : 全てのHeader内容を表示する -d : 実行可能 sectionの内容をassemblerす