海抜1709mの大山は中国地方最高峰 北西側の姿から別名「伯耆富士」 大山は1936年(昭和11年)、日本で3番目の国立公園となり、その後1963年(昭和38年)に蒜山地域、隠岐島、島根半島、三瓶山地域が追加指定され現在の「大山隠岐国立公園」となりました。 富士山とは大いに異なる複成火山で、古期の成層火山と新規の鐘状火山とからなり、山頂部分の大円頂丘は傾斜30度、比高840mにも及ぶなど、後の小爆発や烈しい侵食と崩落によって、南壁や北壁の急崖を形成。なだらかな傾斜の西側の風景とは異なり、険しい山容を描き出しています。 ちなみに、大山町から見る大山は「北壁」(きたかべ、ほくへき)にあたります。それは尾根づたいの弥山(みせん)~三鈷峰(さんこほう)北縁の馬蹄型大断崖で、比高400m、長さ2kmにわたり屏風型の岩肌がそそり立っています。 その要因は爆発か、円頂丘(頂部分中央の穴)の目のあらい安山