IOC会長の来日を前に、緊急事態宣言の発出を政府に要請した東京都の小池百合子知事(写真:つのだよしお/アフロ) 東京都が新型コロナウイルス感染症の医療提供体制の指標について、現時点では国基準で「ステージ3」に当たると判断していることが、4月22日のモニタリング会議で明らかになった。国の基準では病床使用率が50%以上で「ステージ4」と判断されるが、都の病床使用率は20〜30%台となっているためだ。 特措法の施行令では「医療提供体制に支障が生じている」ことが緊急事態宣言を発出する要件だ。政府は「ステージ4」を宣言の目安とする基本方針を示している。 東京都が「医療提供体制に支障が生じている」という要件を満たしていない間に、緊急事態措置として休業要請・命令などの私権制限を行った場合、違法の疑いが生じると考られる。 東京都の病床使用率は4月21日現在「ステージ3」 4月22日の東京都モニタリング会議
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