3日に行われたJ1第9節、山形-柏(NDソフトスタジアム山形)で松村和彦主審(47)が史上3人目のJ1通算200試合担当を達成した。
<山形2-1柏>◇第9節◇3日◇NDスタ 山形の今季初勝利が、同じ東北に本拠地を置く仙台の首位浮上を“アシスト”した。首位の柏を2-1で下した。仙台は最下位の福岡に1-0で勝ったことで勝ち点が10に、柏は9のままで順位が入れ替わった。試合終了直後、小林伸二監督(50)はいち早く仙台の結果を確認。「うちも勝ったけど、仙台の1位は良かったね」とライバルの勝利を喜んだ。
<J1:山形2-1柏>◇第9節◇3日◇NDスタ 柏が首位から陥落した。開幕からの連勝が3で止まり、福岡に勝った仙台と入れ替わり2位に転落した。1点を追う後半19、20分と立て続けにFW北嶋秀朗(32)MF水野晃樹(25)を投入し、サイドバックのDF酒井宏樹(21)を高い位置に配置した。同25分に酒井がボールを奪い、水野のクロスに北嶋が合わせて同点ゴールを決めた。采配がズバリ的中したが、カウンターから決勝点を奪われた。 ネルシーニョ監督は「攻守で優位を保っていたがフィニッシュが至らなかった」と振り返った。連勝が止まったことについては「難しいリーグだから何が起こるか分からない」と気持ちを切り替えていた。
J1の怖さを思い知らせる。山形は今日3日、ホームNDスタで首位の柏と対戦する。J2からの昇格組ながら、開幕3連勝と勢いに乗る相手に対し、小林伸二監督(50)は「もう少し多く、攻撃の色が出せると思う」。17位が演出する“肩透かし”で首位をいじめる。 狙い目は前がかりに来るDFの裏を取ること。前節G大阪戦(4月29日)でみせた「FW長谷川のタメ→DF宮本へのパス」のように、手薄になったゾーンを突いてゴール前へ。「穴はある。大穴が。でもそこは柏の攻撃の武器でもある」。堅守のスタイルは崩すことなく、弱点をえぐる。 “先輩”として、後輩を「かわいがる」ことも大切。09年、昇格初年度だった山形は5節を終えて3勝1敗1分けで2位につけた。誰しも予想できなかった躍進劇。「J1でも行ける!」と一気に上を見上げた。その瞬間から勝てなくなった。6節以降は1勝7敗3分け。降格圏の16位まで落ち込んだ。当時を知る小
ケーキで景気付けだ。今日3日に27歳の誕生日を迎える柏GK菅野孝憲が2日、メモリアルデーに意欲を見せた。アウェーでの山形戦だが、クラブスタッフに自分でケーキとお祝いの準備を予約。柏デビューが08年の誕生日と、思い入れは強い。誕生日とチームの連勝記録更新をダブルで祝う。 菅野とケーキ。考えにくい組み合わせだ。人一倍、健康管理に気を配り、食事への考え方が常人離れしている。クラブでの食事では、食材を持ち込み調理してもらうこともざらだ。ポイントは「スタミナによいというもの」。すっぽんなど、人から「これがいいらしい」と聞けば必ず試す。 好物は肉。脂身は食べないがほぼ毎日摂取。ソースやドレッシングはご法度。「塩、こしょうですね」。素材の味を楽しむ。にんにくとしょうがは必需品で、夜は納豆を食べる。周囲も「甘い物を食べるのは見たことがない」だけに“ケーキ付け”への思いは格別だ。 山形にはJ1で1分け1敗も
柏のFW大津祐樹(21)が5月3日の山形戦(NDスタ)に意欲を見せた。29日の甲府戦は打撲のためメンバーを外れていたが「2、3日休んだから大丈夫。焦りはないです」と話した。30日は別メニューだったが、通常メニューに戻し試合に備える。また、MF田中順也(23)と練習後にファン参加イベントに出席。トークショー、サイン会、プレゼント抽せん会とおよそ50人のサポーターと触れ合った。大津は「これからも努力していきます。応援してください」とあいさつした。
<J1:柏2-1甲府>◇第8節◇29日◇柏 柏が昇格クラブとしては1シーズン制後のJ史上初となる、開幕3連勝で首位を守った。前半にPKで失点したが、後半から出場したFW北嶋秀朗(32)が決勝ゴールを決めた。U-22代表候補のFW大津を負傷で欠いたが、ベテランが勝負強さを発揮した。 ここまで2トップの布陣だったが甲府戦はFW田中を1トップに配置した。前半はシュートはわずかに2本。後半開始からFW北嶋とMF水野を今季初起用し2トップに戻した。J1通算50得点を達成したプロ15年目の北嶋は「50点は少ないけど、自分には誇り」と話した。北嶋は今季、自作のソックスをはいている。5本指のソックスをくるぶしのあたりで切り、つま先からかかとまでを覆っている。足の指それぞれに力が行き渡るため「踏ん張りが違う」と話す。決勝点は難しいゴールだったが、軸足がぶれなかったためきれいにシュートを打つことができた。 ネ
<J1:柏2-1甲府>◇第8節◇29日◇柏 甲府FWハーフナー・マイク(23)に対する差別発言に対して、リーグに調査を申し立てる考えを示した。前半41分にハーフナーがPKを決めた際に、柏サポーターを挑発したとして警告を受けた。挑発ととらえられた行為の背景に、観客席からの差別発言があったという。三浦監督は「本人から聞いたが、試合中、差別的発言を受けていた」と話した。ハーフナーは「クラブに任せる」とコメントを控えた。
GWタワーで今季初勝利を挙げる。山形は27日、NDソフトスタジアム山形での紅白戦2本目で「4-4-2」に挑戦した。身長190センチFW大久保哲哉(31)と、187センチFW長谷川悠(23)の長身コンビが初めて2トップを組んだ。アウェーG大阪戦はゴールデンウイーク初日の29日。G(ゴール量産型)W(ダブル)タワーで強豪を粉砕する。 後半途中、小林伸二監督(50)が「ハセ、こっち」と指示。長谷川が主力組に入り、大久保と並んだ。サイド攻撃では一方がニア、他方がファーに流れる。守備にまわるとプレスする側、フォローする側へスッと移行。動きがダブらない。それもそのはず。ともに柏所属だった07年にもコンビを組んだ。「ハセとの2トップはやりやすい」「ジャンボ(大久保)さんとは合わせやすい」と口をそろえた。右サイドハーフでの起用が濃厚なFW北村も「クロスを上げる時、狙うところが2つあると蹴りやすい」と証言す
99年以来の開幕3連勝を目指す柏の成長株MF茨田陽生(19)が26日、29日に対戦する甲府MF伊東輝悦(36)に「宣戦布告」した。09年5月30日の18歳の誕生日、ナビスコ杯清水戦でデビューした茨田だが、2種登録の高校生は当時清水の大ベテランに封じられた。「自信のあったパスも読まれていたし、小さい体でもプレスも強かった。このままじゃ通用しないと感じました」。この日はミニゲームなどで、プロ2年目の成長を証明する再戦に備えた。 甲府に対しても、昨季J2では2戦2分け。ホームでは2-0から追いつかれただけに「今度こそ勝ち点3」と意気込む。昨年は日本代表ザッケローニ監督の御前試合で得点するなど、U-22(22歳以下)日本代表関塚監督も早くから期待する逸材。五輪代表入りのためにも、96年アトランタ五輪ブラジル戦で決勝ゴールをあげた大先輩超えで実力をアピールする。
柏は27日、ホーム再開戦となる29日の甲府戦(柏)で東日本大震災の被災者8家族43人を招待すると発表した。柏市内に避難し、市内の小中学校在学の児童・生徒とその家族が対象。クラブは「今回が初めてなので、今後も考えたい」としている。
柏FW北嶋秀朗(32)が26日、サポーターからの予期せぬプレゼントに大喜びした。好きなキャラクターと公言する漫画『GIANT KILLING』の登場人物、イースト・トーキョー・ユナイテッドMF村越茂幸のユニホーム。「めっちゃうれしい。チームや自分のことなど葛藤していた姿が、自分に似ている部分がある。おとこ気があるところも魅力」。赤と黒の縦じまの背番号6を、さっそく身に着けた。 この日、29日の甲府戦(柏)へ向け、柏市内の日立柏総合グラウンドで約2時間の練習。ミニゲームでゴールを挙げるなど、漫画のキャラクター同様の存在感を示した。開幕連勝と好調なチームで、ここまで出番には恵まれていないが「チャンスをもらった時に、大きな成功を狙っていこうと思っています。それまでにしっかりアピールを続けます」と力強く話した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く