溶接、レンズ研磨、樹脂成型などの場面でタグチメソッドはどう使われている? 学会でも披露された実例から活用のコツを覚えよう いま、モノづくりは大きな転換期を迎えています。そんな中で、タグチメソッドまたは品質工学と呼ばれる考え方が多くの企業から注目されています。同時に、多くの誤解も存在します。タグチメソッドは開発設計部門の技術者を対象として、品質管理(QC)の限界を超えてリコール撲滅を狙う考え方なのです。 (編集部) 連載(1)(2)(3)でタグチメソッドの発想法とそれを実現する手法であるロバスト性評価、直交表について紹介してきました(前回へ)。今回は、「5. 実際の例から考え方のコツを学ぶ」から見ていきましょう。 ⇒本連載の目次はこちら 5. 実際の例から考え方のコツを学ぶ タグチメソッドの基本は、技術の本質をどう考えるか、その本質は何を測定すれば分かるのか、そして測定感度を高めるにはどんな