新3カ年事業計画を発表するすかいらーくの谷真社長(左)=25日、東京都千代田区の東京商工会議所(写真:産経新聞) ■縮む“胃袋” 低価格頼み 2009年の食品・外食業界は再編の波が加速しそうだ。原材料の高止まりに加え少子高齢化の進展に伴う“胃袋”の縮小、景気低迷のあおりを受けた消費不振が重なり、食品・外食業界をめぐる経営環境は一段と厳しさを増している。 ■写真で見る■ 「給食」「老化防止」「大食い」異色カフェ花盛り ◆多角化路線を転換 外食産業では、大手すかいらーくが25日に経営再建計画を発表。野村系ファンドを引受先とする総額約500億円の第三者割当増資で有利子負債を圧縮。創業ブランドの「すかいらーく」を廃止するほか、グループのファミリーレストラン全体の2割弱に相当する500店規模の店舗閉鎖と業態転換で収益改善を図る荒療治に乗り出した。谷真社長は「環境は大変厳しいが、生き残りを図る