軽自動車の世界で厳しい燃費競争を展開しているスズキは登録車のスイフトにも新しい低燃費技術を投入してきた。デュアルジェットエンジンと呼ぶインジェクターを2個装着した新エンジンがそれで、FF車の燃費を従来に比べ一気に20%以上も向上させ、26.4km/Lを達成した。 これは当然ながら1.2リットル車としてトップの燃費で、ガソリン車全体で考えてもミラージュの1.0リットル車の27.2km/Lに次ぐ数値である。 これまでのスイフトは、けっこう良く走るクルマという評価を得ていた。スポーツモデルであるスイスポに限らず、限らず標準車の足回りも評価が高かった。ヨーロッパで走り込んでチューニングされた足回りが好評を得ていたのだ。 その一方で、走りは良いけど燃費はさほどじゃないよね、という評価もあった。そこで燃費の部分で大幅な改良を図ったのが今回のデュアルジェットエンジンである。 このエンジンは、2個のインジ