やはり光市事件の判決は自分にとってショックだったようで、いろんなことがよくわからなくなってきている気がします。考えを整理するため、自分用のメモ。 僕は、あらゆる死刑に反対します。「正しい殺人」はありえない。人を殺すことが正当化できるほどの「正しさ」に、人間が到達することはできないと思う。必ず間違えるし、失敗する。そして死刑について、間違いは許されない。 冤罪は、まったくの無実の場合にだけ起きる問題ではない。量刑が間違っている可能性は常にある。これはもっと理解される必要があるように思う。 間違いは、犯罪の事実や動機の判定だけでなく、更生の可能性を見誤るといった形でも起きうる。誰に未来が見通せるだろうか。 死刑に反対するとは、制度の撤廃を求めると同時に、今すぐに、執行を停止することを求めることでもある。法改正を待つあいだに間違ったことを行わせてはならない。法務省と法務大臣は、間違ったことを続け