国内では先進的で高い技術を発揮しながら、国外では全く存在感を発揮できていない日本の携帯電話産業。これを指して「ガラパゴス携帯」と批判する声は多い。だが、果たして海外に歩調を合わせることが、今後日本の携帯電話産業のためになるといえるのだろうか? 先日行われたCEATEC 2008の展示や講演内容から、日本の携帯電話が進むべき道を検証してみた。 コンセプトモデルより注目すべき、新技術の数々 CEATECは国内最大のデジタル・家電総合イベントだ。しかし携帯電話という視点で見ると、秋冬モデルの発表直前という「谷間」の時期に開催されるため、どうしてもインパクトの弱いイベントとなってしまうのが残念な所である。だがそれゆえに、ケータイの未来を示すコンセプトモデルや実証実験、研究などの発表が多く行われ、日本の携帯電話が向かう先を知ることができる。 CEATEC 2008の内容は既にトレンディネット内の記事