ひらめいた5時間後、「ルー語変換」完成 「ある日、ルー大柴さんのマネージャからメールが来たんです。『ルー大柴ともども助かっております』というメッセージでした」。突然のメールに冨田さんは驚く。指定したURLのサイトや、張りつけたテキストをルー大柴風の言葉に変換してくれる『ルー語変換』を作ってから数カ月たったころだった。「あ、本人もネガティブにとっていないな。よかった」。冨田さんはホッと胸をなでおろした。 「ルー語変換」を作ったきっかけは2006年末に読んだ英語の本。なんとなくページをめくるうち、「ルー大柴っぽいテキストをつくれるサービスを作ったら面白いかも……」と思いついた。冨田さんはさっと頭の中で設計してみた。形態素解析にはMeCabがあるし、辞書はWeb上に無料公開されているオープンソースのものがあるから──あまり難しくなさそうだ。早速PCを引っ張りだしてコードを書き始める。すると5時間