3歳の長女をおもちゃで殴り、大けがを負わせたとして、愛知県警春日井署は22日、同県春日井市坂下町1丁目のパート坂田之彦容疑者(39)を傷害の疑いで逮捕し、発表した。坂田容疑者は「テレビゲームに負けた腹いせに殴った」と容疑を認めているという。 同署によると、坂田容疑者は7日午後11時ごろ、自宅で、近くにあったプラスチック製おもちゃで長女の顔を殴り、足を手でたたくなどの暴行を加え、硬膜下血腫と左目出血により入院1カ月の大けがを負わせた疑いがある。 翌8日に妻(49)が夜勤明けで帰宅した際、長女の目のあざや発熱に気づき、病院を訪れた。妻は「夫が蹴ったおもちゃが顔に当たった」と話したが、医師が異常に気づき、13日に同署などに通報したという。長女は今も入院している。 坂田容疑者は長女と妻のほか、妻の両親と5人暮らし。同署は日常的な虐待がなかったか調べている。