アメリカのアップルが運営する世界最大のインターネット配信サービス、「iTunes」の国内の利用者の間で、最近、覚えのないソフトを勝手に購入されるトラブルが相次いでいることが分かりました。 件数は取材で明らかになっているだけでも、ことし7月以降で4000件近くに上ります。 トラブルの原因やアップルに求められる対応について、科学文化部の西村敏記者が解説します。 音楽や映像ビジネスの革命 iTunes 先月亡くなったアップルのカリスマ経営者、スティーブ・ジョブズ氏の功績の一つに挙げられるのが、インターネットの配信サービス、「iTunes」です。 配信されるソフトは、音楽や映画、電子書籍、ゲームなど多岐にわたり、対応する端末のiPodやiPhoneのヒットもあって数年で世界最大の配信サービスに成長しました。 利用者は全世界でおよそ2億5000万人に上ります 国内で不正利用が相次ぐ iTun